原子力
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 原子力規制委員会の安全審査に事実上合格したリサイクル燃料貯蔵(RFS)の使用済み核燃料中間貯蔵施設(むつ市)について、同市の市民団体「核の中間貯蔵施設はいらない!下北の会」(野坂庸子会長)は9日、同市に対し、規制委の対応などについて見解を求める申し入れ書を提出した。[br] 同日は野坂会長ら会員4人と杉浦弘樹市議が市役所を訪問。野坂会長は「中間貯蔵施設は先が見えない。50年という(保管の)区切りは示されているが、決して確約ではないと心配している」と訴え、今回の審査書案に対する規制委の対応や、更田豊志委員長が言及した搬出先の問題など3項目8点について市の認識を示すよう申し入れた。[br] 応対した市企画政策部の松谷勇部長は「時間をいただいて後日回答したい」と述べた。[br] 同会は原子力規制庁青森事務所にも申し入れを行う予定。松谷勇部長(右)に申し入れ書を手渡す野坂庸子代表=9日、むつ市役所