再処理工場の補正書提出 公募意見の指摘反映/原燃

日本原燃は13日、使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)で21回目となる補正申請書を原子力規制委員会に提出した。再処理工場が新規制基準に適合しているとする審査書案について、5月14日から30日間実施した意見公募で寄せられた指摘事項を反映。書面.....
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 日本原燃は13日、使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)で21回目となる補正申請書を原子力規制委員会に提出した。再処理工場が新規制基準に適合しているとする審査書案について、5月14日から30日間実施した意見公募で寄せられた指摘事項を反映。書面上の整理で、新たな対策は必要ないとしている。[br] 再処理工場を巡っては、原燃が4月下旬に審査会合での指摘事項を網羅した補正書を提出。規制委は、事務方の原子力規制庁が補正書を踏まえて作成した審査書案を5月13日の会合で了承していた。[br] 今回の補正書では、太陽表面で爆発が起きる「太陽フレア」と、磁場に乱れが生じる「磁気嵐」について、人為事象の電磁的障害にではなく、自然現象として整理し直した。審査が先行する原発に合わせた。いずれも国内では起こりにくく、影響は極めて小さいという。[br] 規制庁は今回提出された補正書を踏まえ、審査書案を修正するが、新たに意見公募は行わない見通し。担当者は正式合格となる審査書の確定時期に影響はない―との見方を示した。[br] 原燃は同日、高レベル放射性廃棄物貯蔵管理施設(同村)の補正書も規制委に提出した。