MOX工場補正書の不備指摘/規制委

原子力規制委員会は31日、MOX(プルトニウム・ウラン混合酸化物)燃料工場(六ケ所村)の審査会合を開き、日本原燃が24日に提出した補正申請書について、記載の不備が36項目あったと明らかにした。規制委関係者は会合後、合格証原案となる「審査書案.....
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 原子力規制委員会は31日、MOX(プルトニウム・ウラン混合酸化物)燃料工場(六ケ所村)の審査会合を開き、日本原燃が24日に提出した補正申請書について、記載の不備が36項目あったと明らかにした。規制委関係者は会合後、合格証原案となる「審査書案」の取りまとめが10月以降になるとの見通しを示した。[br] 2014年1月に始まったMOX工場の審査は大詰めを迎えており、主要な重大事故対策である火災防護を含め、原燃が7月下旬に一通りの説明を終えた。[br] 一方、それまでの指摘事項を反映した補正書について規制委は、設計方針の記載が不明確だったり、事故対処に必要な設備が一部書き込まれていなかったりしたため修正を求めた。[br] さらに、先行して合格した使用済み核燃料再処理工場の審査経験が社内で生かされていないと指摘。「全般的に書類作りが適切にいっていない。原燃一丸となってまとめるべきだ」と述べたのに対し、原燃の牧隆執行役員は「経験を生かして今後、補正書の精度を上げたい」と答えた。