東北電・青森支店長、東通原発再稼働へ向けて「一歩前進した」と強調

東通原発の再稼働について、「一歩前進した」との認識を示す東北電力の岩渕伸一青森支店長=29日、青森市
東通原発の再稼働について、「一歩前進した」との認識を示す東北電力の岩渕伸一青森支店長=29日、青森市
東北電力青森支店の岩渕伸一支店長は29日の定例会見で、東通原発(東通村)について、敷地内外にある周辺断層を震源として評価しないとする主張が原子力規制委員会に了承されたことを受け、「(再稼働へ向けて)一歩前進したと思う」と強調した。 周辺断層.....
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 東北電力青森支店の岩渕伸一支店長は29日の定例会見で、東通原発(東通村)について、敷地内外にある周辺断層を震源として評価しないとする主張が原子力規制委員会に了承されたことを受け、「(再稼働へ向けて)一歩前進したと思う」と強調した。[br] 周辺断層を巡っては、規制委の有識者調査団が新規制基準の審査が始まる以前に調査し、一時は再稼働が困難になる「活動性を否定できない」との評価を下された経緯がある。[br] 会見で断層の議論が節目を迎えたことに安堵(あんど)しつつ、「基準地震動(耐震設計の目安となる地震の揺れ)の設定や、津波などの説明が残っている」との認識を示した。[br] ただ、2021年度内とする安全対策工事の完了目標は実現が困難となっているが、「現時点で見直す考えはない」と説明。基準地震動の見直しにも否定的な見解を示した。東通原発の再稼働について、「一歩前進した」との認識を示す東北電力の岩渕伸一青森支店長=29日、青森市