今年3月の火災、6月の排風機故障 原燃が調査結果を公表

日本原燃は7日、今年3月に建設中の緊急時対策所(六ケ所村)で発生した火災と、6月にウラン濃縮工場(同)で起きた排風機の故障について、原因と再発防止策を発表した。火災は協力会社が溶接作業中、高温の金属の微少な塊が養生シートに引火して発生。原燃.....
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 日本原燃は7日、今年3月に建設中の緊急時対策所(六ケ所村)で発生した火災と、6月にウラン濃縮工場(同)で起きた排風機の故障について、原因と再発防止策を発表した。火災は協力会社が溶接作業中、高温の金属の微少な塊が養生シートに引火して発生。原燃社員が作業環境を確認していなかったことも一因とした。[br] 火災の他の原因としては▽金属が溶け出す量を抑えるための部材の塗装剥離が不十分▽不燃性のシートを使うルールを守っていなかった―などを挙げた。[br] 溶接など火気作業を始める際には、原燃と元請け会社が養生シートが適切であるかを確認し、許可するルールを導入する。[br] 関係機関への連絡が携帯電話の電波環境が悪く遅れたとして、現場の電波環境を改善した。[br] 濃縮工場の排風機故障は、モーターのコイルを保護する絶縁塗料が経年劣化していたため、ショートしたと推定。工場内の排風機の点検内容を見直す。