新ごみ処理施設の入札再公告/下北広域事務組合

下北地域広域行政事務組合(管理者・宮下宗一郎むつ市長)は7日、むつ市奥内に整備を計画している新ごみ処理施設の入札を再公告した。不調に終わった昨年の入札以降、事業費や入札に係る諸条件を見直した。このため、建設費などを含む事業費見込みは157億.....
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 下北地域広域行政事務組合(管理者・宮下宗一郎むつ市長)は7日、むつ市奥内に整備を計画している新ごみ処理施設の入札を再公告した。不調に終わった昨年の入札以降、事業費や入札に係る諸条件を見直した。このため、建設費などを含む事業費見込みは157億3千万円となり、これまでの約108億円から増大した。[br] 不調になった入札は昨年9月、一般公募による総合評価落札方式で実施。特定建設工事共同企業体(JV)1者が参加したが、事前に公表していた予定価格を上回る価格で入札し、失格となった。[br] 組合側は入札が不調となった要因について、資材価格高騰や労働者不足に伴う人件費増大など、建設業界を取り巻く環境変化に対応した事業費設定ができていなかったと分析。プラントメーカーに再度見積もりを依頼し、他の自治体の発注実績も参考に改めて事業費を設定した。[br] 再公告した入札は、発注方式が性能発注方式(設計・施行発注方式)で前回と同様だが、企業の参加意欲を促し、競争性を高めるために入札方式を一般競争入札に変更。参加条件もJVのほか、企業単独での入札参加を可能にした。低入札価格調査制度の調査基準価格や最低制限価格の設定も行わない。[br] 入札は新型コロナウイルス対策として郵便で行い、9月16日に開札する。施設の稼働は2024年4月を見込んでいる。