補正書に記載不備20項目 RFS、規制委に再提出へ

原子力規制委員会は20日、使用済み核燃料中間貯蔵施設(むつ市)の新規制基準適合への審査が実質的に終了したことを受け、リサイクル燃料貯蔵(RFS)が提出した補正申請書に約20項目の記載不備があったと明らかにした。この日開いた追加の審査会合で修.....
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 原子力規制委員会は20日、使用済み核燃料中間貯蔵施設(むつ市)の新規制基準適合への審査が実質的に終了したことを受け、リサイクル燃料貯蔵(RFS)が提出した補正申請書に約20項目の記載不備があったと明らかにした。この日開いた追加の審査会合で修正を求めたのに対し、RFSの山崎克男副社長は「速やかに確認して適切に対応したい」と陳謝した。  補正書は、規制委が審査合格を事実上認める「審査書案」の取りまとめに必要な書類。RFSは6年余りにわたった審査で津波対策の変更などを表明しており、関連する追加の安全対策を盛り込んだ補正書を3月末に提出していた。  会合で規制委は、補正書本文に記載すべき基本設計方針が添付文書にしか示されなかったり、約500ページの文書中に記載内容の不整合が見つかったりしたと指摘。これらの不備は「これまで確認した範囲での主要な事項」とも述べ、全体を十分確認した上で再提出するよう求めた。  RFSの担当者は会合後の取材に対し、まだ全ての確認に至っていないと説明した上で「準備が整い次第、再補正したい」と答えた。