ウラン濃縮工場(六ケ所村)で封印のワイヤ切れる/規制庁が原燃に厳重注意

切れているのが確認された劣化ウランの保管容器のワイヤ(日本原燃提供)
切れているのが確認された劣化ウランの保管容器のワイヤ(日本原燃提供)
日本原燃は30日、ウラン濃縮工場(六ケ所村)で、劣化ウランを保管する容器に設置された、核物質管理のためのワイヤ1本が切れていたと明らかにした。原子力規制庁は、過去に同様の事例があったのに適切な対策を講じてこなかったとして原燃を厳重注意した。.....
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 日本原燃は30日、ウラン濃縮工場(六ケ所村)で、劣化ウランを保管する容器に設置された、核物質管理のためのワイヤ1本が切れていたと明らかにした。原子力規制庁は、過去に同様の事例があったのに適切な対策を講じてこなかったとして原燃を厳重注意した。[br] ワイヤは、核物質の管理状況を監視する規制庁と国際原子力機関(IAEA)がそれぞれ設置。原燃によると、容器一つに取り付けられた2本のうち、規制庁分の1本が切れているのが3月に見つかった。[br] 原燃は30日、偶発的に鋭利な物が引っ掛かったのが原因と推定されると発表。透明なカバーでボルト部分を覆うとした再発防止策を規制庁に報告した。切れているのが確認された劣化ウランの保管容器のワイヤ(日本原燃提供)