原子力
週間記事ランキング
 日本原燃は27日、生産停止中のウラン濃縮工場(六ケ所村)について、昨年9月に提出した工事の設計や方法の認可(設工認)申請が原子力規制委員会から認可されたと発表した。毒性の強い六フッ化ウランの漏えい防止などが目的で、認可は26日付。[br] 工事内容は、遠心分離機や主要な配管への合成樹脂製カバー設置のほか、貯水槽2基の新設など。火災感知器約1100個の追加・更新も行う。[br] 貯水槽新設は5月末ごろから始め、今回の認可に関わる工事は来年3月末までに終える予定。原燃は2021年度を目標とする同工場の生産再開に向け、今後2回程度、設工認を申請する見通し。[br] このほか、高レベル放射性廃棄物貯蔵管理施設(同村)に関し、先月提出していた無停電電源装置などの更新に関する設工認申請も26日付で認可された。