再処理工場審査書案取りまとめで規制委員長、「時期尚早」

使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)の審査を巡り、原子力規制委員会の更田豊志委員長は19日の定例記者会見で、事実上の合格証とされる「審査書案」の取りまとめ時期について、「次に出てくる補正申請書が最終になる可能性は多分ないので、取りまとめに関.....
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 使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)の審査を巡り、原子力規制委員会の更田豊志委員長は19日の定例記者会見で、事実上の合格証とされる「審査書案」の取りまとめ時期について、「次に出てくる補正申請書が最終になる可能性は多分ないので、取りまとめに関して言うのは時期尚早」との認識を示した。[br] 規制委は18日の審査会合で、重大事故対策など施設の安全性に関する原燃の説明を了承。21日に開かれる会合で地震関連の最終的な確認がされれば、審査は実質的に終了する見通しだ。[br] 今後、原燃が提出する補正書を踏まえ、規制委事務方の原子力規制庁が審査書案を取りまとめる。[br] 更田氏は取りまとめ時期の見通しを立てられない理由について「(原燃への)疑問、不信というわけではない」としつつ、「原発の審査で進めてきた経験などがうまく原燃に伝わっていなかったという点もある」と説明した。