4月から「フェーズ2」に ITER関連研究

国際熱核融合実験炉(ITER)の関連研究「幅広いアプローチ(BA)」活動について、文科省は3日、日本と欧州が研究の発展に向けた共同宣言を行ったと発表した。4月1日から「フェーズ2」と呼ばれる新たな計画期間に入り、ITER計画をさらに補完、支.....
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 国際熱核融合実験炉(ITER)の関連研究「幅広いアプローチ(BA)」活動について、文科省は3日、日本と欧州が研究の発展に向けた共同宣言を行ったと発表した。4月1日から「フェーズ2」と呼ばれる新たな計画期間に入り、ITER計画をさらに補完、支援する研究を展開する見通し。[br] BA活動はITERを補完し、その先にある核融合原型炉に必要な技術基盤を確立するための研究開発を行う日欧の国際科学技術協力プロジェクト。[br] 日本国内が研究拠点となっており、六ケ所村の量子科学技術研究開発機構六ケ所核融合研究所では、国際核融合エネルギー研究センター(IFERC)と、国際核融合材料照射施設工学実証・工学設計活動(IFMIF・EVEDA)の2事業を実施している。研究は2007年からスタートし、今年3月末が基盤整備などを行う「フェーズ1」の期限としていた。[br] 文科省によると、同活動は日欧ともに国際協力の好事例と認識されており、研究をさらに加速させる考えで両者の考えが一致。3月2日にベルギーのブリュッセルで日欧政府の代表が協同宣言文書に署名したという。フェーズ2の計画期間は5年間。