低レベル廃棄物ドラム缶1本にさび/原燃

ドラム缶底部で見つかったさび(日本原燃提供)
ドラム缶底部で見つかったさび(日本原燃提供)
日本原燃は19日、日本原子力発電の東海第2原発(茨城県)から六ケ所村の埋設施設へ受け入れた低レベル放射性廃棄物(200リットルドラム缶)832本のうち、1本の底部にさびが見つかったと発表した。ドラム缶表面の放射能値を測定した結果、検出限界未.....
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 日本原燃は19日、日本原子力発電の東海第2原発(茨城県)から六ケ所村の埋設施設へ受け入れた低レベル放射性廃棄物(200リットルドラム缶)832本のうち、1本の底部にさびが見つかったと発表した。ドラム缶表面の放射能値を測定した結果、検出限界未満だったため、周辺環境への影響はないとしている。[br] 原燃によると、同原発の廃棄物は2月28、29日に受け入れ、3月17日から定置前の外観検査を行っていた。原燃はさびが見つかったことから作業を中断、19日現在で429本の検査が終わっていないという。[br] さびは直径約2センチ。損傷部分を紙製の雑巾で養生し、ドラム缶を輸送用コンテナで保管しているという。今後、原電と同原発への廃棄物の返送も含めて協議を進める方針。[br] 原燃は受け入れ基準を満足していないとして、緊急・重要性が最も高い「A情報」として青森県と村に連絡。県と村は埋設施設に職員を派遣し、返送に向けた速やかな対応を求めた。ドラム缶底部で見つかったさび(日本原燃提供)