原燃の補正書にミス 規制委、26日追加会合で確認/再処理工場審査

日本原燃は19日、使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)の新規制基準適合への審査が実質的に終了したことを受けて原子力規制委員会に提出した補正申請書について、記載漏れや誤記などのミスが多数見つかったと明らかにした。規制委は26日に追加の審査会合.....
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 日本原燃は19日、使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)の新規制基準適合への審査が実質的に終了したことを受けて原子力規制委員会に提出した補正申請書について、記載漏れや誤記などのミスが多数見つかったと明らかにした。規制委は26日に追加の審査会合を開いて確認を進める方針で、「もう1回、補正が必要だと思っている」との認識を示した。[br] 原燃は、2月に審査会合で主要な議論が終了したことに伴い、これまで説明してきた追加の安全対策を約1万ページの補正書として今月13日に提出した。ただ、提出後に改めて内容を確認する過程で、会合用資料に記載した文章を補正書の体裁に書き直した際の抜け落ちや、単純な漢字の間違いといった誤記が判明。膨大な分量で確認漏れが生じたためという。[br] 原燃は過去にも補正書の記載ミスが発覚している。この日のMOX(プルトニウム・ウラン混合酸化物)燃料加工工場に関する審査会合の席上、今回のミスについて報告を受けた原子力規制庁の長谷川清光安全規制管理官は「全社的に高いクオリティーを目指してほし」と苦言を呈した。[br] 原燃の越智英治執行役員は会合後、「チェックが甘かったと反省している」と陳謝。26日の追加会合を踏まえて再提出の時期を検討するとした。