広さ1・7倍、乗降性向上 八戸港新フェリーターミナルビル基本構想

八戸港新フェリーターミナルの完成予想図。中央の白い建物が新たに建設するビル(青森県フェリー埠頭公社提供)
八戸港新フェリーターミナルの完成予想図。中央の白い建物が新たに建設するビル(青森県フェリー埠頭公社提供)
青森県フェリー埠頭(ふとう)公社は19日、建て替える予定の八戸港新フェリーターミナルビルの基本構想を公表した。鉄筋コンクリート2階建てで、総面積は2320平方メートル。現在は1380平方メートルで、約1・7倍の広さとなる。概算の総事業費は約.....
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 青森県フェリー埠頭(ふとう)公社は19日、建て替える予定の八戸港新フェリーターミナルビルの基本構想を公表した。鉄筋コンクリート2階建てで、総面積は2320平方メートル。現在は1380平方メートルで、約1・7倍の広さとなる。概算の総事業費は約17億円。2022年度中に本体工事に着手し、23年度末の完成、24年4月の供用開始を目指す。[br] 同日、八戸パークホテルで開いた同ビル建設協議会で明らかにした。[br] 公社によると、新ターミナルビルは第1、第2バースの中央付近に配置。ビルから船に直接乗降できるようフェリーとビル2階をつなぐ「ボーディングブリッジ」を設置する。[br] 駐車場も再整備し、大型車151台(現在より10台増)、乗用車395台(43台増)、バイク26台、自転車10台のスペースを確保。利用者以外の車両を抑制するため、乗用車の駐車は有料とする予定だ。受付や待合室、レストランは2階に置き、障害者の利便性に配慮して車いす対応エレベーターを整備する。[br] 施設の外観については、「港町八戸」の歴史や文化をイメージしたデザインとし、内装には南部裂織など伝統工芸のモチーフを取り入れる。同公社の藤田昇代表理事は「さらなる利便性向上を図り、八戸港にふさわしい施設にしたい」としている。八戸港新フェリーターミナルの完成予想図。中央の白い建物が新たに建設するビル(青森県フェリー埠頭公社提供)