再処理工場の補正書不備、58項目に/規制委審査会合

使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)の審査を巡る補正申請書に記載漏れなどの不備が見つかった問題で、原子力規制委員会は26日、追加の審査会合を開き、修正が必要だと確認したのが58項目に上ることを明らかにした。日本原燃は改めて陳謝した上でチェッ.....
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 使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)の審査を巡る補正申請書に記載漏れなどの不備が見つかった問題で、原子力規制委員会は26日、追加の審査会合を開き、修正が必要だと確認したのが58項目に上ることを明らかにした。日本原燃は改めて陳謝した上でチェック体制を強化すると強調したが、補正書の再提出時期については明言を避けた。[br] 補正書は、規制委が審査合格を事実上認める「審査書案」の取りまとめに必要な書類。原燃は2月に主要な審査が終了したことを受け、これまでの会合で説明した追加の安全対策を反映したが、会合用資料に記載した設備の設計方針などが欠落したり、漢字の間違いなど誤記が多数見つかったりしていた。[br] 記載ミスは補正書の約1万ページほぼ全てにわたるといい、同日の会合で規制委側から「チェックがかなりルーズになっている」との苦言が相次いだ。規制委事務方は会合後の取材に、58項目は形式的な不備で新たな技術的論点はないとしつつ、「何を書かなければいけないかを社内で共有しないとチェックの意味がなくなる」と指摘した。[br] 原燃の越智英治執行役員は取材に、補正書の再提出には「拙速に出して反映漏れがあるとさらに時間がかかる」と説明、明確な提出時期は示さなかったものの「それほど時間はかからない」とも述べた。