むつ市、市議会に核燃新税条例案上程

むつ市は2日、開会中の市議会定例会に「市使用済燃料税条例案」を追加提案した。同市のリサイクル燃料貯蔵(RFS)の中間貯蔵施設に搬入される使用済み核燃料に対し、市独自に法定外普通税課税を目指す。条例案は5日の本会議で特別委員会に付託され、本格.....
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 むつ市は2日、開会中の市議会定例会に「市使用済燃料税条例案」を追加提案した。同市のリサイクル燃料貯蔵(RFS)の中間貯蔵施設に搬入される使用済み核燃料に対し、市独自に法定外普通税課税を目指す。条例案は5日の本会議で特別委員会に付託され、本格的な審議に入る。[br] 税率は、青森県の核燃料物質等取扱税(核燃税)条例を参考に、燃料搬入時にウラン1キロ当たり1万9400円、貯蔵に同年間1300円を課す。「天災などの特別な事情がある場合」「事業者の経営状況から見て過重な負担と認められる場合」について、税金を減免できる条項を設けた。税率は5年ごとに見直す。[br] 条例案提出を受け、市議会は2日、特定納税義務者となるRFSに、課税に対する意見を求める文書を送付した。回答期限は16日。定例会の会期は13日までとなっており、条例案は閉会後も継続審議となる見通しとなっている。[br] 宮下宗一郎市長は「条例案は市発展の大きな契機となる。早期に可決、成立をお願いしたい」と語った。[br] 条例案についてRFSは「当社の経営に著しいインパクトを与える極めて大きな問題であり、十分な話し合いをさせていただく必要があると考えている」とのコメントを出した。