重大事故を想定、300人が対応確認 再処理工場で防災訓練

アクセスルートで行った、がれき撤去訓練=6日、六ケ所村(日本原燃提供)
アクセスルートで行った、がれき撤去訓練=6日、六ケ所村(日本原燃提供)
日本原燃は6日、使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)で原子力防災訓練を実施した。高レベル放射性廃液などが沸騰して気体の放射性物質が発生する「蒸発乾固」といった重大事故の発生を想定し、社員ら約300人が対応手順を確認した。 全国での新型肺炎の.....
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 日本原燃は6日、使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)で原子力防災訓練を実施した。高レベル放射性廃液などが沸騰して気体の放射性物質が発生する「蒸発乾固」といった重大事故の発生を想定し、社員ら約300人が対応手順を確認した。[br] 全国での新型肺炎の感染拡大を受け、報道陣や自治体関係者への公開は中止。参加者の体温測定やマスク着用を徹底したという。[br] 訓練は、地震で外部電源を喪失した―と想定。尾駮沼から取水するためのホース敷設や、アクセスルートのがれき撤去を行った。[br] また、増田尚宏社長を本部長とする全社対策本部の緊急時対策所での訓練には、約80人が参集。情報収集など事故収束に向けた対応を確かめた。[br] 原燃は「さまざまな事象を想定した訓練を繰り返し行い、技術力の強化を図っていく」とした。アクセスルートで行った、がれき撤去訓練=6日、六ケ所村(日本原燃提供)