大間原発の消防車火災で再発防止策/Jパワー

化学消防車火災を謝罪するJパワーの幹部社員=4日、大間町役場
化学消防車火災を謝罪するJパワーの幹部社員=4日、大間町役場
電源開発(Jパワー)は4日の大間町議会大間原子力発電所対策特別委員会で、同原発敷地内で先月発生した化学消防車火災について陳謝した。再発防止策として、出火原因と推定される凍結防止ヒーターを含めた機器の操作や維持管理の手順を作成し、順守すること.....
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 電源開発(Jパワー)は4日の大間町議会大間原子力発電所対策特別委員会で、同原発敷地内で先月発生した化学消防車火災について陳謝した。再発防止策として、出火原因と推定される凍結防止ヒーターを含めた機器の操作や維持管理の手順を作成し、順守することなどを説明した。[br] 同社によると、消防車の納車時にメーカーから受領した取扱説明書にヒーター部分の説明箇所が含まれていなかっため、現場で構造や仕組みが認識できておらず、誤った使い方につながったとみられるという。[br] 再発防止策は▽製品納入に当たっては取扱説明書が提出されているか確認する▽納入後は維持管理の手順を定める―などで、消防車以外の設備についても適用する。[br] 特別委に出席した委員からは、同社の管理体制を厳しく指摘する声が相次ぎ、同社幹部が「類似の問題が起こらないよう、所員全員で信頼回復に努める」と頭を下げた。[br] この日は、同原発の新規制基準適合性審査の対応状況なども報告。同社は2020年度の工事について本年度と同様、新規制基準の影響を受けない範囲で実施する方針を示した。化学消防車火災を謝罪するJパワーの幹部社員=4日、大間町役場