再処理工場の補正書提出「3月中旬」/原燃

補正申請書の提出時期について説明する増田尚宏社長=27日、青森市
補正申請書の提出時期について説明する増田尚宏社長=27日、青森市
日本原燃の増田尚宏社長は27日の定例記者会見で、使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)の審査会合での指摘事項などを反映した補正申請書について、「しっかりと(したものを)出せるのは3月中旬」と述べ、提出時期が予定していた2月末からずれ込む見通し.....
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 日本原燃の増田尚宏社長は27日の定例記者会見で、使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)の審査会合での指摘事項などを反映した補正申請書について、「しっかりと(したものを)出せるのは3月中旬」と述べ、提出時期が予定していた2月末からずれ込む見通しを明らかにした。[br] 再処理工場を巡っては、18日に重大事故対策、21日に自然災害対策に関して論点がないことが確認され、審査は実質的に終了。原燃が補正書を提出した後、原子力規制委員会が事実上の合格証(審査書案)を取りまとめる流れとなっている。[br] 一方、規制委の更田豊志委員長は19日に「次に出てくる補正書が最後になる可能性は多分ない」と述べ、補正書のでき次第で審査会合を再開する可能性を示唆している。[br] 増田社長は申請から6年経過した審査に関し、「(設備未点検問題に絡む審査中断で)立ち止まることが必要だったことも長期間につながった大きな要因」としつつ、「再処理は新規制基準対応で初めての施設。多くの時間をかけて慎重な審査が行われたのは当然だった」と振り返った。[br] 補正書については「おおむね出来上がった」と説明。規制委が補正書の質を重視している状況を踏まえ、審査経験のある各電力会社などによる確認作業に一定の時間を要する考えを示した。補正申請書の提出時期について説明する増田尚宏社長=27日、青森市