ウラン濃縮工場(六ケ所)で排風機故障/日本原燃

3台のうち1台が故障したウラン濃縮工場の排風機(故障機は左奥)=26日、六ケ所村(日本原燃提供)
3台のうち1台が故障したウラン濃縮工場の排風機(故障機は左奥)=26日、六ケ所村(日本原燃提供)
日本原燃は26日、ウラン濃縮工場(六ケ所村)のウラン濃縮建屋放射線管理区域内で、3台一組の排風機のうち1台が故障したと発表した。通常は2台稼働している必要があるが、約3分間、1台のみが動いている状態となった。建屋は他の排風機によって負圧が維.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 日本原燃は26日、ウラン濃縮工場(六ケ所村)のウラン濃縮建屋放射線管理区域内で、3台一組の排風機のうち1台が故障したと発表した。通常は2台稼働している必要があるが、約3分間、1台のみが動いている状態となった。建屋は他の排風機によって負圧が維持されていたため、環境への影響はないとしている。[br] 原燃によると、25日午後5時40分ごろ、運転時間の調整のため、稼働中の1台を止めて停止中の1台を動かしたところ、故障の警報が鳴った。[br] 停止していた方のモーターから煙が上がり、自動で停止。元の排風機へ手動で切り替えるまで3分かかった。駆け付けた六ケ所消防署が火災ではないと判断した。[br] 原因は調査中。同工場での排風機の故障は初めて。排風機は約30年間使用している。故障機は昨年11月に3年に一回の分解点検をし、異常はなかった。[br] 排風機を巡っては昨年8月、使用済み核燃料再処理工場(同村)で、不適切なベルトを装着していたために故障するトラブルがあったが、今回は適切なベルトが使用されていた。3台のうち1台が故障したウラン濃縮工場の排風機(故障機は左奥)=26日、六ケ所村(日本原燃提供)