再処理工場の補正書最終版「4月上旬に提出」/原燃定例会見

日本原燃の増田尚宏社長は30日の定例記者会見で、使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)の補正申請書の最終版について、「4月上旬に提出できるよう作業を進めている」と述べた。3月13日に提出した補正書に誤記や記載の欠落など58項目の修正点が見つか.....
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 日本原燃の増田尚宏社長は30日の定例記者会見で、使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)の補正申請書の最終版について、「4月上旬に提出できるよう作業を進めている」と述べた。3月13日に提出した補正書に誤記や記載の欠落など58項目の修正点が見つかり、再提出する必要性に迫られていた。[br] 補正書は原子力規制委員会が事実上の合格証を取りまとめる上で基となる書類。規制委が26日の審査会合で、記載ミスが判明したことに「チェックがかなりルーズになっている」と苦言を呈していた。[br] 増田社長は会見で、約300人いる補正書作成者のうち、50人程度を内容確認に当たらせると説明。また、最終チェックの人数を130人から150人へ増やすとした。[br] 一方、21日に建設中の緊急時対策所で、溶接作業中に溶けた金属が養生シートを燃やす火災が発生したことについて、「同じような状況が、これから工事が錯綜する再処理工場では多くある」と述べ、原因究明と再発防止に取り組む考えを示した。