青森県議会で鹿内氏と三村知事、核燃サイクル政策巡り応酬

23日の青森県議会定例会一般質問で、反核燃を掲げる鹿内博議員(県民の会)と三村申吾知事が、核燃料サイクル政策の是非を巡って再質問の制限となる15分間、応酬を繰り広げる一幕があった。 原子力に関し12項目の質問を通告していた鹿内氏。再質問でも.....
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 23日の青森県議会定例会一般質問で、反核燃を掲げる鹿内博議員(県民の会)と三村申吾知事が、核燃料サイクル政策の是非を巡って再質問の制限となる15分間、応酬を繰り広げる一幕があった。[br] 原子力に関し12項目の質問を通告していた鹿内氏。再質問でも、三村知事が“しかるべき時期”に国へ開催を要請するとした核燃料サイクル協議会の開催時期を追及した。使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)について、原子力規制委員会が新規制基準に適合しているとする「審査書案」を了承した今のタイミングで開催を求めるよう迫った。[br] これに対し、三村知事は審査の正式合格などの手続きが残っている状況を踏まえ、今は要請の時期ではない―とし、「節目は知事としての総合判断とさせていただきたい」と述べた。[br] 県議から答弁の指名を受けても関係部局長に対応を任せることがある三村知事だが、鹿内氏の質問では最後まで登壇。サイクル政策に関し、「歴代の関係大臣ら、国として責任ある回答の中において、実現に向かって進んでいる」と強調した。[br] 鹿内氏は副議長からの時間厳守の注意も無視して食い下がったが、議論は平行線のまま打ち切られた。