再処理工場の補正申請書 規制委に提出/原燃

使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)の審査を巡り、日本原燃は13日、審査会合で指摘された事項を網羅した補正申請書を原子力規制委員会へ提出した。 補正書は規制委が事実上の合格証(審査書案)を取りまとめる上で基となる書類。原燃は審査で主要な議論.....
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 使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)の審査を巡り、日本原燃は13日、審査会合で指摘された事項を網羅した補正申請書を原子力規制委員会へ提出した。[br] 補正書は規制委が事実上の合格証(審査書案)を取りまとめる上で基となる書類。原燃は審査で主要な議論が終了したことを受け、3月13日に一度提出したが、58項目に及ぶ誤記や記載漏れが判明したため、再提出が必要となっていた。補正書の提出は今回で19回目で、分量は約1万ページ。[br] 原燃が補正書を提出したことで、今後は規制委が審査書案を提示する時期が焦点となる。ただ、更田豊志委員長は4月8日の記者会見で「大きな意思決定なので、落ち着いた環境でやるべきだろう」と説明。新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言の期間が5月6日までとなっている状況を踏まえ、審査書案を了承する時期について「早くても5月13日」との見解を示した。[br] 原燃は2021年度上期の再処理工場完成を目指している。更田氏の発言を受け、原燃の担当者は取材に「(完成時期に)影響が出ないようしっかりと進めていく」と述べた。