原子力規制検査第1四半期報告 県内9施設で指摘事項なし/規制庁

原子力規制庁青森事務所は19日、4月に本格運用が始まった新検査制度に基づく2020年度第1四半期(4~6月)の原子力規制検査の結果を公表した。今回対象となった青森県内の9施設で、指摘事項や検査継続案件は確認されなかった。 新検査制度は、事業.....
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 原子力規制庁青森事務所は19日、4月に本格運用が始まった新検査制度に基づく2020年度第1四半期(4~6月)の原子力規制検査の結果を公表した。今回対象となった青森県内の9施設で、指摘事項や検査継続案件は確認されなかった。[br] 新検査制度は、事業者自らが規制への対応を確認する事業者検査を義務付けた上で、規制庁の役割を事業者の活動全般を監視、評価すると定めている。不具合事象が安全性に影響する度合いを重視し、問題が起きた場合は追加検査を実施するほか、施設ごとの年間評価に反映し、次年度以降の検査態勢を見直す。[br] 今回から建設中の使用済み核燃料中間貯蔵施設(むつ市)なども検査対象に。規制庁は検査ガイドにのっとり、各施設の年間計画で定められた項目の一部を確認した。[br] 新たな検査態勢について、六ケ所村の再処理工場などを所管する六ケ所原子力規制事務所の松本尚所長は「事業者と同等の権限で施設や文書を確認できるフリーアクセス制度の導入で自由度が高まった」と強調した。