社会
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 青森県警は12日、青森市の県警察学校で警察犬嘱託審査会を開いた。指導手と共にシェパードやラブラドルレトリバーなど54頭が訓練の成果を披露し、うち43頭が適性を認められて合格した。[br] 審査会は毎年開催しており、今回で58回目。▽足跡追及▽臭気選別▽服従・警戒▽捜索―の4部門で行われた。[br] 足跡追及では犯人の足跡を追い、遺留品に見立てた鉛筆や封筒を見つけると、その場で止まって指導手に合図。臭気選別では布についた犯人の臭いを嗅いだ後、五つの布から同じ臭いの布を選んだ。[br] 愛犬のシェパードと共に初めて参加した指導手の音喜多雅さん(21)=八戸市在住=は「足跡追及では大幅にそれてしまい、練習通りできなかった。今後も訓練を重ねたい」と話した。[br] 県警によると、2019年の警察犬の出動回数は289回。行方不明者の捜索が増加し、過去5年間で最多だった。[br] 合格した犬は7月から1年間、嘱託警察犬に任命される予定。臭気選別の審査を受けるシェパード