南部町で奥州街道ウォーク・児童が郷土の歴史学ぶ

聖寿寺館跡周辺の「切通し」で南部町職員(左)から説明を聞く児童
聖寿寺館跡周辺の「切通し」で南部町職員(左)から説明を聞く児童
南部町教委は5月28日、同町と三戸町の奥州街道を児童が歩く「奥州街道ウォーク」を実施した。南部町立福田小の6年生31人が参加し、町職員から説明を受けながら史跡や文化財を巡って郷土の歴史を学んだ。 一行は快晴の下、三戸町川守田の「唐馬(からう.....
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 南部町教委は5月28日、同町と三戸町の奥州街道を児童が歩く「奥州街道ウォーク」を実施した。南部町立福田小の6年生31人が参加し、町職員から説明を受けながら史跡や文化財を巡って郷土の歴史を学んだ。[br] 一行は快晴の下、三戸町川守田の「唐馬(からうま)の碑」を出発。馬場館(ばばだて)跡、若宮八幡宮などを経て、南部公民館までの約3キロを2時間半ほどかけて歩いた。[br] かつて三戸南部氏が居城とした聖寿寺館(しょうじゅじたて)跡では、「城を攻めているつもりで」(町職員)構造を見学。意図的に道を曲げる「虎口(こぐち)」や、道の両側が高くなっている「切通(きりとおし)」などがあり、敵が攻め込みづらくなるよう工夫が凝らされていることを体験した。[br] 矢幅信乃さん(11)は「昔の人が頭を使って城を作っていたことが分かった。町に南部藩の中心があったことには驚いた」と話した。聖寿寺館跡周辺の「切通し」で南部町職員(左)から説明を聞く児童