医療・福祉・健康
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 2020年度に青森県内の13指定病院で臨床研修を始める研修医は、制度開始から2番目に多い86人(前年度比6人増)だったことが1日、県のまとめで分かった。各病院が設定する研修医の定員を満たしたのは県立中央病院など3病院。県医療薬務課は「弘前大や各病院と連携した臨床研修プログラムなど、指導体制の充実が高水準につながった」としている。[br] 病院別では、八戸市立市民病院の17人(9人増)が最多。県南地方を見ると、八戸赤十字病院7人(3人減)、むつ総合病院7人(2人減)、十和田市立中央病院4人(2人減)、青森労災病院1人(2人減)、三沢市立三沢病院は前年と同数の1人だった。[br] 出身別では県内55人(10人増)、県外31人(4人減)。大学別に見ると、弘前大出身が64人で全体の約7割を占めた。[br] 一方、前年秋に決定した内定者数よりも、2年連続で実際の採用者数が下回った。同課は「医師国家試験の不合格者が9人いたことが要因の1つでは」と推測している。[br] 同課の若松伸一課長は「さらなる臨床研修医の採用者増加に取り組んでいく」と話した。