俊文書道会第20回記念「書の発表会」

憧れの気持ちを思いのままに表現した中野京香さん(右)と、自由に書道を楽しむ心を伝え続ける西里俊文代表
憧れの気持ちを思いのままに表現した中野京香さん(右)と、自由に書道を楽しむ心を伝え続ける西里俊文代表
八戸市のボランティア書道教室「俊文書道会」(西里俊文代表)の書の発表会が同市小中野8丁目のカフェ&ギャラリー「そーるぶらんち新丁」で開かれている。20回目となる今回は、会員全員が同じ大きさの書道紙に、思い思いに書き上げた60点以上の作品を発.....
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 八戸市のボランティア書道教室「俊文書道会」(西里俊文代表)の書の発表会が同市小中野8丁目のカフェ&ギャラリー「そーるぶらんち新丁」で開かれている。20回目となる今回は、会員全員が同じ大きさの書道紙に、思い思いに書き上げた60点以上の作品を発表。障害の有無に関わらず、家族や仲間と共に歩んできた会員それぞれの「書の道」を感じさせる展示となっている。4月26日まで。[br] 同書道会は、1999年に設立。教室には知的障害、肢体不自由、聴覚障害などの障害がある会員も多く通い、西里代表がボランティアで書道を教えている。[br] 普段は、縦横1メートルを超える大型作品から半紙などの小型作品まで、さまざまな大きさの作品を展示しているが、今回はあえて全員が53センチ四方の書道紙に統一。好きな言葉や計算式、自作の詩などを自由に表現した作品と一緒に、全員が同じ題材「凸」「凹」の字をそれぞれの感性で書き上げた作品も並べた。[br] 同教室に通う七戸町の中野京香さん(23)は、憧れの気持ちをメルヘンチックに表現した「月の光」を出品。「緊張したけど、書いているうちに元気な気持ちになる。自分が書きたいと思った字を思うように書けるようになりたい」と笑顔を見せた。[br] 西里代表は「皆さんの支えで20年間続けることができた。さまざまなことに取り組めているのは、この上ない喜び」と感謝しつつ、「これからも、どんどん新しいことに挑戦していきたい」と意欲をにじませている。[br] 時間は正午~午後6時。毎週水~金曜と29~31日は休み。憧れの気持ちを思いのままに表現した中野京香さん(右)と、自由に書道を楽しむ心を伝え続ける西里俊文代表