青森大、新型肺炎ワクチン増強剤開発へ

ワクチン増強剤について説明する瀬谷司教授=28日、青森大
ワクチン増強剤について説明する瀬谷司教授=28日、青森大
青森大(青森市)は28日、国立感染症研究所などと共に新型コロナウイルスに対するワクチンの効果を強める増強剤の開発に着手したと発表した。 同日、青森市で同大青森ねぶた健康研究所所長の瀬谷司薬学部教授らが会見した。 瀬谷教授によると、国立感染症.....
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 青森大(青森市)は28日、国立感染症研究所などと共に新型コロナウイルスに対するワクチンの効果を強める増強剤の開発に着手したと発表した。[br] 同日、青森市で同大青森ねぶた健康研究所所長の瀬谷司薬学部教授らが会見した。[br] 瀬谷教授によると、国立感染症研究所からの要請を受けて同大がワクチン開発へ参加。ワクチンは、ウイルスを攻撃する抗体を発生させる「抗原」と、免疫の強さを決める「免疫増強剤」の二つを混ぜて使用するといい、同大は免疫増強剤の開発を担当する。[br] 同大では、がんの免疫を高める物質の研究を進めており、この研究を応用して免疫増強剤を開発することで、副作用を抑えた予防ワクチンを作製することができるという。[br] 国の予算は2019年度から3年間、割り振られており、瀬谷教授は「人に使う臨床実験の手前まできているので、そんなに時間がかからず完成すると確信している」と強調した。ワクチン増強剤について説明する瀬谷司教授=28日、青森大