「県医師確保計画」素案を公表/岩手県

岩手県は10日、医師偏在の解消に向けた「県医師確保計画(2020~23年度)」の素案を公表した。医師養成やキャリア形成支援、女性医師の働き方支援などを盛り込んだ。3月10日までパブリックコメントを実施し、本年度中の策定を目指す。 県内では、.....
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 岩手県は10日、医師偏在の解消に向けた「県医師確保計画(2020~23年度)」の素案を公表した。医師養成やキャリア形成支援、女性医師の働き方支援などを盛り込んだ。3月10日までパブリックコメントを実施し、本年度中の策定を目指す。[br] 県内では、盛岡医療圏を除く、二戸や久慈などの8医療圏が医師少数区域に位置付けられている。23年度までの二次医療圏の目標医師数は2592人で、現在、目標より134人足りない。このうち、久慈は20人、二戸は11人をそれぞれ確保する必要があるとした。[br] こうした課題を踏まえ、素案には、▽医師の養成・確保、定着対策▽キャリア形成支援▽女性やシニア世代医師の多様な働き方支援―など6項目の施策方針を盛り込んだ。沿岸・県北地域には、地域医療機関での従事を希望する奨学金養成医師や他地域からの招へい医師を計画的に配置する。[br] 策定後は、既存の「県医師確保対策アクションプラン」と連動し、施策の推進を図るという。