個人消費、全体的に低調 青森県内3月/青い森信金調査

青い森信用金庫は30日、青森県内の3月の経済概況を発表した。新型コロナウイルスの影響は依然として根強く、個人消費は全体的に低調。八戸地区では格安スマートフォンなどの家電販売は好調だったが、家具や寝具類は売り上げが伸びなかった。八戸市内の大型.....
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 青い森信用金庫は30日、青森県内の3月の経済概況を発表した。新型コロナウイルスの影響は依然として根強く、個人消費は全体的に低調。八戸地区では格安スマートフォンなどの家電販売は好調だったが、家具や寝具類は売り上げが伸びなかった。八戸市内の大型小売店5店舗の売り上げは前年同月比10・2%増だった。青森地区も同様に個人消費は振るわなかったが、市内の大型小売店2店舗は、大型物産展を1年ぶりに再開した店舗があり、売上高が3・9%増と2020年2月以来13カ月ぶりに前年実績を上回った。[br][br] 【水産加工】主にスルメイカとアカイカの不漁が原因で八戸港の水揚げは数量、金額ともにこの10年間で3番目の低さに。ちくわなど練り製品は巣ごもり需要を背景に好調だった。[br][br] 【建設業】新規受注高を見ると、八戸建設業協会の官公庁工事は25億1400万円(前年同月比17・4%減)。八戸市発注では下水道整備工事などがあって伸びた一方、国や県発注は件数・金額ともに落ち込んだ。[br][br] 八戸地区6社の官公庁工事は7億8600万円(43・8%減)、民間工事は低水準だった前年の500万円から8億3100万円に大きく伸長した。[br][br] 十和田地区5社は、官公庁工事で、施設建築や土木工事など多くの受注がみられ24億3700万円(18・7%増)の高水準な実績となり、民間工事は18億2800万円(30・0%減)だった。[br][br] 青森地区5社は、官公庁工事が6億1千万円(10・6%増)、民間工事が10億3500万円(4・5%減)だった。[br][br] 【鉄工業】八戸地区8社の新規受注高は鉄骨工事が1億5400万円、製缶工事が9800万円だった。