工事完了延期「決定事実ない」 東通原発で東北電青森支店長

東通原発の安全対策工事完了時期について説明する岩渕伸一支店長=20日、青森市
東通原発の安全対策工事完了時期について説明する岩渕伸一支店長=20日、青森市
東北電力青森支店の岩渕伸一支店長は20日の定例会見で、延期が取り沙汰されている東通原発(東通村)の安全対策工事の完了目標時期について「(達成は)難しくなってきているが、見直しを決定した事実はない」と述べ、2021年度内とする目標を維持する考.....
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 東北電力青森支店の岩渕伸一支店長は20日の定例会見で、延期が取り沙汰されている東通原発(東通村)の安全対策工事の完了目標時期について「(達成は)難しくなってきているが、見直しを決定した事実はない」と述べ、2021年度内とする目標を維持する考えを示した。[br][br] 原子力規制委員会による新規制基準の適合性審査では、地震や津波など自然災害の議論が続く。施設の安全性に関する議論はこれからだが、「現状で大きな課題があるとは認識していない。着実に進めたい」と進展を期待した。[br][br] 延期の判断に関しては「審査の状況を踏まえ、さまざまな要因を総合的に勘案する必要がある」と説明。「その時期が来たら、見直しも含めて評価していく」と含みを持たせた。東通原発の安全対策工事完了時期について説明する岩渕伸一支店長=20日、青森市