議員への報告「適正」 内示予算案巡り元議会事務局長/十和田市議会百条委

十和田市議が市職員に不当な圧力をかけた疑いがあるとして、市議会が設置した「パワーハラスメント調査特別委員会」(百条委員会)の7回目の会合が20日、市役所で開かれた。証人の元議会事務局長は内示された2021年度当初予算案の内容を議員に伝えたこ.....
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 十和田市議が市職員に不当な圧力をかけた疑いがあるとして、市議会が設置した「パワーハラスメント調査特別委員会」(百条委員会)の7回目の会合が20日、市役所で開かれた。証人の元議会事務局長は内示された2021年度当初予算案の内容を議員に伝えたことについて、「議会から検討を一任されたリーダーに結果を伝えるのは、議会をサポートする事務局として適正だ」と、職員規範に抵触する行為ではないとの認識を示した。[br][br] 疑惑は市議会が導入するタブレット端末の付属のタッチペン予算(約7万円)を巡るもの。圧力をかけたとされる堰野端展雄議員は当時、スマート議会推進チームのリーダーだった。[br][br] これまでの出席者の証言では、当初予算の編成に当たり、議会事務局側が予算要求したタッチペンが内示予算で外されており、事務局が堰野端議員に相談。同議員が財政部門に必要性を説明し、財政側は納得した上で予算修正した。当事者双方は、いずれも不当な圧力があったことを否定している。[br][br] 百条委設置を発議した戸来伝議員は「議員に教えず、局長自ら修正要求するべきだった」と問いただしたが、元局長は、議会予算は議会の意向を踏まえて要求しているとし、「報告せずに勝手に修正要求する方が事務局として問われる」と反論した。[br][br] この日は堰野端議員も証人として出席し、「(財政部門には)復活の理由付けのため、2、3分説明しただけだ」などと語った。  次回は28日で、小山田久市長、西村雅博前副市長らを呼ぶ。