コロナで打撃 旅客運輸収入45%減/青い森鉄道20年上半期

青森県は20日、青い森鉄道の2020年度上半期(4~9月)の旅客運輸収入が、前年同期比45・5%減の4億3053万円だったと明らかにした。新型コロナウイルスの影響で旅行客が減り、収入の大半を占める定期外収入が約6割減少したのが響いた。県議会.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 青森県は20日、青い森鉄道の2020年度上半期(4~9月)の旅客運輸収入が、前年同期比45・5%減の4億3053万円だったと明らかにした。新型コロナウイルスの影響で旅行客が減り、収入の大半を占める定期外収入が約6割減少したのが響いた。県議会の総務企画危機管理常任委で説明した。[br][br] 県によると、旅客運輸収入のうち、普通運賃と企画乗車券の売り上げなどを合わせた定期外収入は2億3195万円で、59・8%減少した。[br][br] 4月からの推移を見ると、新型コロナ特措法に基づく緊急事態宣言が発出された5月が2100万円と最も低かった。その後は「Go To トラベル」や県の宿泊キャンペーンなどを背景に、6月3586万円、7月4625万円、8月5136万円、9月5494万円と増加している。[br][br] それでも例年の半分にも満たず、県の美濃谷邦康青い森鉄道専門監は取材に「持ち直しが見られるが、状況は厳しい。線路使用料の減免も念頭に、支援策を考えたい」と語った。[br][br] 通勤・通学定期の収入は1億9857万円で4~9%の減少にとどまった。