「共生社会」実現目指す パラスポーツなどイベント展開/三沢市

上原大祐さん(中央)と一緒にパスに挑戦する子ども
上原大祐さん(中央)と一緒にパスに挑戦する子ども
三沢市が実現を目指す「共生社会」への意識を高めるさまざまなイベントが7日、市国際交流スポーツセンターで開かれた。訪れた市民らは、誰でも参加できるパラスポーツ体験や障害のある人たちの作品鑑賞を通じて、障害に対する理解を深め、障害の有無を問わず.....
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三沢市が実現を目指す「共生社会」への意識を高めるさまざまなイベントが7日、市国際交流スポーツセンターで開かれた。訪れた市民らは、誰でも参加できるパラスポーツ体験や障害のある人たちの作品鑑賞を通じて、障害に対する理解を深め、障害の有無を問わず誰もが安心して暮らせる社会の大切さを学んだ。[br][br] 市共生社会ホストタウン推進実行委員会が開いた、市内の小学生対象の「パラスポーツで遊ぼう!!」には、児童や保護者計約20人が参加。アイススレッジホッケー元日本代表で、2010年バンクーバー冬季パラリンピック銀メダリストの上原大祐さんと共に、遊びながらパラスポーツの魅力を体感した。[br][br] 低学年の部では、9人が車いすバスケットボールの競技用車いすに乗り、追い駆けっこやボールのパスなどに挑戦。子どもたちは車いすにすぐに慣れ、巧みに操っていたが、追い駆けっこでは上原さんの素早い動きに目を丸くし、メダリストの運動能力の高さを実感していた。[br][br] 市立岡三沢小2年の安藤紗和さん(8)は「車いすに乗ってボールを投げるのは難しかった。(パラスポーツに)興味が湧いたのでまたやりたい」と話した。[br][br] 市教委主催の「障がい者アートフェアMISAWA2020」では、同市の松江宣和さんによる迫力ある書の作品のほか、青森県立七戸養護学校の児童・生徒、市内の児童デイサービスを利用する子どもたちが手掛けた絵画など計約120点を紹介。市民らは、作り手の熱意のこもった力作に見入っていた。[br][br] 会場内では、就労継続支援事業所など5団体が福祉アンテナショップを開設し、野菜やお菓子、加工品、手工芸品などを販売した。上原大祐さん(中央)と一緒にパスに挑戦する子ども