天日の下でうま味凝縮 煮干し作り最盛期/八戸

せいろに敷き詰められたセグロイワシ=19日、八戸市市川町の水産加工団地
せいろに敷き詰められたセグロイワシ=19日、八戸市市川町の水産加工団地
八戸前沖で取れたセグロイワシ(カタクチイワシ)を原料とした煮干し作りが最盛期を迎えている。八戸市市川町の「中商」(中道栄治代表)では19日、作業員が早朝に水揚げされたばかりのイワシを煮た後、手際よくせいろに広げ、天日干しにしていた。 今季の.....
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 八戸前沖で取れたセグロイワシ(カタクチイワシ)を原料とした煮干し作りが最盛期を迎えている。八戸市市川町の「中商」(中道栄治代表)では19日、作業員が早朝に水揚げされたばかりのイワシを煮た後、手際よくせいろに広げ、天日干しにしていた。[br][br] 今季の煮干し作りは例年より2週間ほど遅い今月上旬に始まった。天候不順に加えて漁獲も振るわず、生産のペースは例年の半分ほどという。[br][br] それでも、朝の冷え込みが深まり、日中との寒暖差が広がるこれからが絶好の時期。中道さんは「イワシは新鮮で質の高いA級。きょう(19日)のように適度な風があると、さらにいい」と笑みを浮かべた。[br][br] 煮干し作りは来月中旬ごろまで続く見込み。製品は業務用のほか、地元の小売店にも流通する。せいろに敷き詰められたセグロイワシ=19日、八戸市市川町の水産加工団地