看護師用の夜間巡視ライト開発 弘前大と光城精工(平川)

弘前大と光城精工が共同開発した看護師の夜間巡視用ライト「A.O.Light」=29日、青森県庁
弘前大と光城精工が共同開発した看護師の夜間巡視用ライト「A.O.Light」=29日、青森県庁
弘前大は29日、看護師が夜間の巡視で使用するライトを平川市の電源メーカー「光城精工」と共同開発したと発表した。太陽光に近い明るさで患者の容体を観察できるほか、軽量で、胸ポケットなどに固定できる。市販の発光ダイオード(LED)ライトでは、患者.....
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 弘前大は29日、看護師が夜間の巡視で使用するライトを平川市の電源メーカー「光城精工」と共同開発したと発表した。太陽光に近い明るさで患者の容体を観察できるほか、軽量で、胸ポケットなどに固定できる。市販の発光ダイオード(LED)ライトでは、患者の顔色が分かりにくいなどの問題があったといい、同大大学院保健学研究科の冨澤登志子教授は「看護師の業務の手助けになれば」と話している。商品名は「青森」にちなんだ「A.O.Light」(アオライト)で、4月20日から発売する。[br][br] 29日、同大と同社が青森県庁で会見を開いて発表した。[br][br] 冨澤教授によると、県内の看護師から、市販のライトは白く反射して患者の皮膚の色や点滴の針が見えにくい、手がふさがって作業ができない、などの声が寄せられていた。[br][br] 同大などは、両手をふさがず、昼間と同じ明るさで照らせるライトを作ろうと2019年1月から開発に着手。クラウドファンディング(CF)で資金を集めて試作を重ねた。完成品を同大付属病院の看護師に試してもらったところ、「皮膚の色が分かりやすい」「両手がふさがらないので点滴交換の際に便利」などの評価が得られたという。[br][br] ライトは長さ8・6センチ、幅3センチ、厚さ1・6センチ。重さは約30グラムで、医療用のライトでは最軽量という。磁石が内蔵されており、鉄製の家具などに固定することもできる。[br][br] 税込み3300円。ピンク色と青色の2色で、各2500台販売する。医療従事者以外でも、同社のホームページから購入できる。弘前大と光城精工が共同開発した看護師の夜間巡視用ライト「A.O.Light」=29日、青森県庁