近く電力大手と対策協開催 エネ庁長官、関電の中間貯蔵報告受け

資源エネルギー庁の保坂伸長官(右手前)と会談する森本孝社長(左同)=24日、経済産業省
資源エネルギー庁の保坂伸長官(右手前)と会談する森本孝社長(左同)=24日、経済産業省
使用済み核燃料中間貯蔵施設(むつ市)の共用案に前向きな姿勢を示す関西電力の森本孝社長は24日、経済産業省で保坂伸資源エネルギー庁長官と会談した。原発が立地する福井県以外での中間貯蔵候補地を2023年末までに確定すると説明したのに対し、保坂氏.....
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 使用済み核燃料中間貯蔵施設(むつ市)の共用案に前向きな姿勢を示す関西電力の森本孝社長は24日、経済産業省で保坂伸資源エネルギー庁長官と会談した。原発が立地する福井県以外での中間貯蔵候補地を2023年末までに確定すると説明したのに対し、保坂氏は大手電力社長と構成する使用済燃料対策推進協議会を「早急に開催する」と表明した。[br][br] 森本氏は今月13日、福井県の杉本達治知事と面会した際に同様の報告をした上で、むつ中間貯蔵を選択肢の一つとして提示した。保坂氏との会談では個別地点に言及しなかったが、「必ず計画を実現するという強い思いを込めた」と強調。13日の面会に同席していた保坂氏は「地元理解促進に向けて最善を尽くす」と応じた。[br][br] むつ市は今月に入り、共用案が「選択肢の一つとなるようなことはあり得ない」などとのコメントを2度にわたり発表するなど、電気事業連合会が主導する共用案への反発を強めている。[br][br] 会談後の取材に応じた森本氏は、むつが選択肢として変わりないとの考えを示した一方、地元を訪問する意向については「いろいろな関係者と協議を進める中で考えることになる。仮定の話(への回答)は控えたい」と述べるにとどめた。資源エネルギー庁の保坂伸長官(右手前)と会談する森本孝社長(左同)=24日、経済産業省