県境産廃問題 追加対策工事、8月ごろ完成目標に/青森県

田子町と二戸市の県境にまたがる産業廃棄物の不法投棄問題で、青森県は24日、地下水の効果的な浄化を目的とした注水井戸3基と注水用横ボーリング2本を設置する追加対策工事の完成目標時期を8月ごろにすると明らかにした。総工費は約2500万円を見込み.....
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 田子町と二戸市の県境にまたがる産業廃棄物の不法投棄問題で、青森県は24日、地下水の効果的な浄化を目的とした注水井戸3基と注水用横ボーリング2本を設置する追加対策工事の完成目標時期を8月ごろにすると明らかにした。総工費は約2500万円を見込み、22日に開会した県議会定例会に予算案を提出している。[br][br] 24日に青森市で開かれた県境不法投棄現場現状回復対策推進協議会(会長・末永洋一青森大名誉教授)で、県側が報告した。[br][br] 追加対策工事は、有害物質「1、4ジオキサン」が高濃度で検出されたエリアで実施。注水井戸は既設の揚水井戸の付近に設置し、水を流し込む。注水用横ボーリングからも地中に水を流し、地下水の量を増加させて既設の集水井戸からの揚水量を増やして浄化を進める。[br][br] このほか、21年度に実施する水質モニタリング調査で、環境基準値を2年以上超過していない「鉛」と3年以上超過していない「ほう素」を項目から削除する方針を了承した。