南部町営地方卸売市場で競り納め/年間販売額29億1千万円、前年比4億円増

2020年最後の競りを終え、乾杯する市場関係者=29日、南部町営地方卸売市場
2020年最後の競りを終え、乾杯する市場関係者=29日、南部町営地方卸売市場
南部町営地方卸売市場で29日、2020年の競り納めが行われた。今年の総入荷量は1万2993トン(前年比630トン減)、年間販売額は29億1545万円(4億774万円増)。19年産リンゴや20年産夏果実の不作で入荷量が減った一方、品薄による相.....
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 南部町営地方卸売市場で29日、2020年の競り納めが行われた。今年の総入荷量は1万2993トン(前年比630トン減)、年間販売額は29億1545万円(4億774万円増)。19年産リンゴや20年産夏果実の不作で入荷量が減った一方、品薄による相場高で販売額は上向いた。[br][br] 同市場によると、リンゴは入荷量7315トン(685トン減)、販売額13億4566万円(1億1418万円増)。今年の前半は19年産の不作による品薄で相場が高かったが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う輸出不調や飲食店休業が影響し、後半は販売が落ち込んだ。[br][br] 夏果実はサクランボの不作が顕著で、入荷量は32トン(20トン減)、販売額は7757万円(895万円増)。今年から同市場で取り扱いが始まったサクランボの青森県独自品種「ジュノハート」は約200キロを入荷し、販売額は302万円だった。[br][br] 青梅は入荷量1134トン(358トン増)、販売額2億3042万円(7412万円増)で収量も好調だった。野菜はニンニク236トン(46トン減)、2億8946万円(4886万円増)、ナガイモ770トン(92トン増)、1億8023万円(4622万円増)など。[br][br] 29日は競り終了後、工藤祐直町長が「新型コロナの影響の中、生産者、買い受け人の尽力で販売額が増えたことに感謝したい」とあいさつ。同町営地方卸売市場買受人組合の沼畑昌男組合長の音頭で乾杯した後、三本締めで1年を締めくくった。2020年最後の競りを終え、乾杯する市場関係者=29日、南部町営地方卸売市場