韓国文学の書評コンクールで竹垣さん(八戸市)最優秀賞 小林市長に受賞報告

小林眞市長(左)に受賞の喜びを語る竹垣なほ志さん
小林眞市長(左)に受賞の喜びを語る竹垣なほ志さん
八戸市の会社員竹垣なほ志さんが、韓国文学の書評を寄せる「第12回K文学レビューコンクール」で最優秀賞を受賞した。路上生活者の男女の愛を描いた小説「中央駅」についてつづり、頂点を射止めた。竹垣さんは24日、市庁を訪れ、小林眞市長に「中途半端な.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
八戸市の会社員竹垣なほ志さんが、韓国文学の書評を寄せる「第12回K文学レビューコンクール」で最優秀賞を受賞した。路上生活者の男女の愛を描いた小説「中央駅」についてつづり、頂点を射止めた。竹垣さんは24日、市庁を訪れ、小林眞市長に「中途半端な気持ちでは書けない作品だった」と振り返り、受賞の喜びを語った。[br][br] 同コンクールは、韓国書籍の情報を発信する団体「K―BOOK振興会」が主催。今回、9冊を課題図書とした。[br][br] 竹垣さんは、2019年に行われた、八戸ブックセンター主催の読書会への参加をきっかけに韓国文学に興味を持った。書評は館内にある「カンヅメブース」で執筆して、投稿。同ブースの利用者の中で、コンクールなどでの入賞は初めて。[br][br] 竹垣さんが受賞したのは、ホームレスの男性と、同じ境遇で病気を抱える女性が登場する小説の書評。韓国の格差社会に触れつつ、どん底を生きる2人の「愛の深度」について掘り下げた。[br][br] 市庁で、小林市長と文学談義に花を咲かせた竹垣さん。韓国のフェミニズム文学の盛り上がりに触れ、今回の書評について「韓国文学では、ほかのテーマも扱っていると広く知ってほしいと思いながら書いた」と振り返った。小林市長は「ネタばれにならないように作品の本質を書くのは難しかったはず」と竹垣さんの筆力をたたえた。小林眞市長(左)に受賞の喜びを語る竹垣なほ志さん