認知症高齢者保護の寺地さん(八戸)に感謝状 八戸署

感謝状を贈られた寺地敬一さん(右から2人目)
感謝状を贈られた寺地敬一さん(右から2人目)
行方不明になっていた認知症の高齢者を保護して自宅へ送り届けたとして、八戸警察署(三橋一男署長)は25日、ローソン八戸湊高台二丁目店などを経営する寺地敬一さん(70)に感謝状を贈った。寺地さんは「コミュニケーションを大切にする社会や、地域が高.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 行方不明になっていた認知症の高齢者を保護して自宅へ送り届けたとして、八戸警察署(三橋一男署長)は25日、ローソン八戸湊高台二丁目店などを経営する寺地敬一さん(70)に感謝状を贈った。寺地さんは「コミュニケーションを大切にする社会や、地域が高齢者を支えるきっかけになれば」と話している。[br][br] 同署によると、11日午後5時半ごろ、困った様子の高齢男性が同店に来店。男性は常連客で、寺地さんは以前男性と居住地などの会話をしていた。さらに、男性の妻が、行方不明になった夫を探しに来たことがあったことを思い出し、「このまま一人で帰すのは危ない」と判断。以前男性と話した内容を思い出しながら、無事に男性宅へ送り届けた。[br][br] この日、八戸署で感謝状を手渡した三橋署長は、「寺地さんの行動がなければ、男性はその後も長距離を歩き、低体温になる危険性があった。普段からコミュニケーションを大事にしているからこそ保護につながった」と感謝を伝えた。[br][br] 寺地さんは「当たり前のことをしたまで」とし、「地域で高齢者を支えられるよう意見するだけでなく、行動もしていきたい」と語った。感謝状を贈られた寺地敬一さん(右から2人目)