野菜5割高、天候不順と安値反動で 八戸市中央卸売市場10月市況

八戸市中央卸売市場が18日にまとめた10月の市況概要によると、青果部門は取扱数量1万2721トン(前年同月比2・3%増)、取扱金額23億4242万円(43・5%増)。主力の青森県産ゴボウやニンニクが日照不足で数量減となり、昨年の安値の反動も.....
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 八戸市中央卸売市場が18日にまとめた10月の市況概要によると、青果部門は取扱数量1万2721トン(前年同月比2・3%増)、取扱金額23億4242万円(43・5%増)。主力の青森県産ゴボウやニンニクが日照不足で数量減となり、昨年の安値の反動もあって単価高となったことなどが影響した。[br][br] 野菜は1万1387トン(2・8%増)、20億1893万円(51・4%増)。ゴボウは細物が多く、太物を中心に引き合いが強まり、2・5倍の単価高。キュウリは関東産の入荷が不安定で数量が伸びず、高単価で推移した。ジャガイモは不作の影響で全国的に高値となり、金額は2倍となった。[br][br] 果実は1301トン(2・1%減)、3億793万円(8・7%増)。県産リンゴは前年並みの金額で、中旬から荷動きが悪くなり小玉中心の取引となった。ブドウはシャインマスカットなどが平年より早い出荷となり数量、金額とも増加した。[br][br] 花卉(かき)部門は76万本・鉢・個(13・0%減)、7704万円(4・6%減)。切り花は9月の長雨と日照不足で開花が遅れ、流通量が減ったため高値で推移したが、新型コロナウイルスの影響で業務需要が少なかった。