環境基準超えるジオキサン検出 同じ地点で5、6月も/県境産廃で青森県

田子町と二戸市の県境にまたがる産業廃棄物の不法投棄問題で、青森県は27日、8月の水質モニタリング調査(速報値)で、周辺地下水から有害物質「1、4ジオキサン」が環境基準値を上回る濃度で検出されたと発表した。 同じ地点では5、6月にも基準値の超.....
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 田子町と二戸市の県境にまたがる産業廃棄物の不法投棄問題で、青森県は27日、8月の水質モニタリング調査(速報値)で、周辺地下水から有害物質「1、4ジオキサン」が環境基準値を上回る濃度で検出されたと発表した。[br] 同じ地点では5、6月にも基準値の超過が確認され、今回で8回目。県環境保全課は「より下流の地点や周辺の湧き水では検出されておらず、生活環境への影響はない」としている。[br] この地点は不法投棄現場の下流部で、一番近い遮水壁から約80メートル離れている。調査は5日に行い、ジオキサンの基準値1リットル当たり0・05ミリグラムに対し、0・14ミリグラムが検出された。超過の原因は不明。[br] 県は原因特定のため、自動記録式の水位計や電気伝導率計を設置。データを蓄積した上で専門家の助言を得ていく―としている。