【緊急事態宣言】青森県立校の休校5月6日まで 休業要請は週明け判断

緊急事態宣言を受け、青森県が実施する対策を説明する三村申吾知事=17日、県庁
緊急事態宣言を受け、青森県が実施する対策を説明する三村申吾知事=17日、県庁
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、政府が緊急事態宣言の対象を全国に広げたことを受け、青森県は17日、県立中・高、特別支援学校を20日から5月6日まで一斉臨時休校とする方針を明らかにした。店舗への営業制限については国との協議を行い、週明け.....
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 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、政府が緊急事態宣言の対象を全国に広げたことを受け、青森県は17日、県立中・高、特別支援学校を20日から5月6日まで一斉臨時休校とする方針を明らかにした。店舗への営業制限については国との協議を行い、週明けにも実施するか否かを判断する。県庁で開いた危機対策本部会議で三村申吾知事は「全国民が足並みをそろえて取り組むことで初めて効果が得られる」と述べ、県民に対し不要不急の外出自粛を強く要請した。[br] 県教委は17日、対象となる県立学校に対し、文書で休校を通知。臨時休校の期間中は、部活動の自粛も呼び掛ける。和嶋延寿教育長は休校措置の理由について「宣言の対象地域となり、学校に通うことを不安に感じる子どもや保護者がいるため」と話した。[br] 休校の継続では、児童生徒の学習の遅れが懸念される。県教委は学習支援対策として、休校中に学年などをずらして短時間登校する分散登校や、ICT(情報通信技術)を利用した遠隔授業の実施などを各校に求めた。対策は各校の判断に委ねる。[br] 特別支援学校に通う子どもについては、家庭にいて1人で過ごすことが困難な場合や、福祉サービスで受け入れが難しい場合は、従来と同様に学校で受け入れる。[br] 店舗の休業や時間短縮などを含む営業制限について、県は近県や県内のウイルス感染の状況を見て判断する意向。県の担当者は「県内の感染状況は(まん延が進む)7都府県とは違う。休業要請が必要かどうかを含めて検討したい」と述べた。[br] 今回の宣言を受け、県は5月の大型連休について、帰省や旅行など県境をまたぐ不要不急の往来自粛を要請。夜間の繁華街への外出については、従来より表現を強め、他県でクラスター(感染者集団)が発生した、接待を伴うキャバレーやナイトクラブへの来店を控えるよう求めた。[br] 三村知事は「県民には命と暮らしを守るため、理解と協力をお願いしたい」と訴えた。[br] このほか、同会議では16日現在、感染者のうち計6人が退院したとの報告があった。緊急事態宣言を受け、青森県が実施する対策を説明する三村申吾知事=17日、県庁