【緊急事態宣言】接待伴う飲食店に休業要請へ/岩手県 休校措置は求めず

繁華街の接待を伴う飲食店に休業を要請する考えを示した達増拓也知事=17日、岩手県庁
繁華街の接待を伴う飲食店に休業を要請する考えを示した達増拓也知事=17日、岩手県庁
緊急事態宣言の対象地域が全国に拡大されたことを受け、岩手県の達増拓也知事は17日、繁華街の接待を伴う飲食店に休業を要請する考えを示した。現時点で学校の休校措置は求めず、今後は状況に応じて市町村教委などと協議する。県境をまたいだ人の移動を減ら.....
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 緊急事態宣言の対象地域が全国に拡大されたことを受け、岩手県の達増拓也知事は17日、繁華街の接待を伴う飲食店に休業を要請する考えを示した。現時点で学校の休校措置は求めず、今後は状況に応じて市町村教委などと協議する。県境をまたいだ人の移動を減らすため、観光施設などの使用制限を検討する。[br] 同日、県庁で新型コロナウイルスの対策本部員会議を開き、対応を協議した。[br] 全国でクラスターが多数発生している、繁華街の接待を伴う飲食店について、達増知事は「利用を強く自粛してほしい」と強調。休業要請の実施に向けて関係団体や市町村と調整する、とした。要請した飲食店の家賃を県独自に支援する意向も明らかにした。[br] 学校の休校措置に関しては今後、文科省のガイドラインや他県の状況も見極めて対応する。休校となった場合に備え、学習指導の在り方を検討するほか、子どもの居場所づくりに向けた準備を強化。通学に不安がある場合は無理に登校させず、学校長と相談した上で公欠扱いとする。[br] 県北地方の7市町村教委や県教委によると、現段階で独自に休校措置を取る同地方の市町村立小中学校や県立高校はない。[br] 観光施設などの使用制限については、県境をまたいだ人の移動を最小化するため、大型連休に突入するまでに具体的な施設を検討する方針。併せて、県営運動公園や県民会館など県所管の15施設を18日から5月6日まで利用休止とする。[br] 一方、県北地方の生活圏が県境をまたいで八戸市にある状況に関し、達増知事は会議後の会見で「生活圏という『地域』で考えた場合、県北は八戸の状態と同じとの見方ができる」と述べ、県単位にとらわれず、実態に応じた警戒が必要―との認識を示した。繁華街の接待を伴う飲食店に休業を要請する考えを示した達増拓也知事=17日、岩手県庁