1月の有効求人倍率1・12倍/青森県内

青森労働局は28日、青森県内の1月の有効求人倍率(季節調整値)が、前月比0・11ポイント減の1・12倍だったと発表した。倍率の低下は、今年1月から企業がハローワークに提出する求人票の項目が拡充され、一部で求人提出を見送る動きがあったため。同.....
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 青森労働局は28日、青森県内の1月の有効求人倍率(季節調整値)が、前月比0・11ポイント減の1・12倍だったと発表した。倍率の低下は、今年1月から企業がハローワークに提出する求人票の項目が拡充され、一部で求人提出を見送る動きがあったため。同労働局は人口減少や一部業種での人手不足などに伴い高水準で推移している県内の状況に変化はないとしている。[br] 有効求人倍率の1倍超は47カ月連続。同労働局は雇用失業情勢は「改善の動きが落ち着いている」として前月の判断を維持した。[br] 季節的な変動を考慮しない原数値は、有効求人数2万5475人(前年同月比13・3%減)、有効求職数2万5042人(0・7%増)。正社員有効求人倍率は0・86倍(0・1ポイント減)。新規求人数は9023人だった。[br] 今月の求人倍率低下の要因となった求人票の項目拡充は、詳細な企業情報を得られるよう、昇給制度や室内の受動喫煙対策の有無などが確認できる項目を追加した。求人票は3カ月ごとに更新されるため、今後の求人倍率について、同労働局は「4月以降は平準化されるとみられる」と予想している。[br] 公共職業安定所別の倍率も同様の理由から低下。最高は八戸の1・51倍。県南地方関係では野辺地1・11倍、三沢1・08倍、むつ0・85倍と続いた。[br] 年1回の季節調整値の改訂も発表した。2019年12月までの有効求人倍率の最高値は、19年1月の1・35倍から18年11月の1・33倍に修正。19年12月までの新規求人倍率の最高値も再計算し、19年1月の1・99倍から17年12月の1・91倍に改訂した。