任天堂最高益4800億円 巣ごもり需要でスイッチ関連好調

 任天堂の業績
 任天堂の業績
任天堂が6日発表した2021年3月期連結決算は、純利益が前期比85・7%増の4803億円で過去最高を更新した。売上高は34・4%増の1兆7589億円だった。新型コロナウイルス流行に伴う巣ごもり需要を取り込み、家庭用ゲーム機「ニンテンドースイ.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 任天堂が6日発表した2021年3月期連結決算は、純利益が前期比85・7%増の4803億円で過去最高を更新した。売上高は34・4%増の1兆7589億円だった。新型コロナウイルス流行に伴う巣ごもり需要を取り込み、家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」関連の販売が好調だった。これまでの最高益は09年3月期の2790億円。[br][br] 昨年3月に発売したスイッチ向けソフト「あつまれ どうぶつの森」は累計販売本数が3263万本に達し、記録的なヒット作となった。「マリオカート8 デラックス」や「リングフィット アドベンチャー」も好調で、21年3月期のソフト全体の販売は前期比36・8%増の2億3088万本だった。スイッチ本体も17年3月の発売以来、最高となる2883万台の売り上げを記録した。[br][br] 古川俊太郎社長はオンライン記者会見で「21年3月期はあつ森の爆発的ヒットで過去に例のない規模で推移した」と説明した。[br][br] 22年3月期連結業績予想は、あつ森のヒットが一巡したこともあり、売上高が9・0%減の1兆6千億円、純利益が29・2%減の3400億円を見込む。スイッチ本体の販売計画は2550万台に設定。ソフトも前期より低く見積もった。[br][br] 古川社長は、世界的な半導体不足が生産に影響する可能性にも言及。業績予想では必要な部品が確保できる前提だが「年明け以降、作りたいと思う数は全て生産できたわけではない」と説明。先行きについても「不透明感が増している」と懸念を示した。 任天堂の業績