弘前市職員の個人情報流出で市職員の男逮捕 守秘義務違反、業務妨害の容疑

 職員が逮捕されたことを受け、記者会見する青森県弘前市の鎌田雅人副市長(右)=1日午後、弘前市役所
 職員が逮捕されたことを受け、記者会見する青森県弘前市の鎌田雅人副市長(右)=1日午後、弘前市役所
弘前市の職員約2700人分の個人情報が外部に流出した問題で、弘前署と青森県警保安課は1日、地方公務員法(守秘義務)違反と業務妨害の疑いで、同市職員の男(53)=同市北柳町=を逮捕した。容疑者は情報漏えいを認める一方、「市の業務を妨害するつも.....
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 弘前市の職員約2700人分の個人情報が外部に流出した問題で、弘前署と青森県警保安課は1日、地方公務員法(守秘義務)違反と業務妨害の疑いで、同市職員の男(53)=同市北柳町=を逮捕した。容疑者は情報漏えいを認める一方、「市の業務を妨害するつもりはなかった」と業務妨害については否認。同署が動機などを調べている。[br] 逮捕容疑は昨年12月12日、市職員の人事記録などの個人情報を県内の報道機関にメールで送り、今年2月19日までの間、情報流出の有無を確認させるなどして市職員の通常業務を妨害した疑い。[br] 県警保安課によると、容疑者の自宅を家宅捜索し、ノートパソコン1台を押収、解析結果などから逮捕に踏み切った。容疑者は「自宅のノートパソコンからデータを送った」と認めている。[br] 弘前市は1月8日、容疑者不詳のまま同署に刑事告発していた。同市には流出を指摘する匿名のメールが複数届いていたが、いずれも容疑者によるものとみられるという。 職員が逮捕されたことを受け、記者会見する青森県弘前市の鎌田雅人副市長(右)=1日午後、弘前市役所