南郷・島守地区のコミュニティタクシー再編 南部バス運行廃止受け

南郷コミュニティタクシーの再編について協議した会議=17日、八戸市庁
南郷コミュニティタクシーの再編について協議した会議=17日、八戸市庁
八戸市の中心街方面と南郷・荒谷地区を結ぶ南部バスの荒谷線が今年3月末で廃止となることを受け、市は17日、「南郷コミュニティタクシー」の島守地区の運行内容を再編する方針を明らかにした。指定乗降場所を設け、南部バスの市ノ沢線に接続できるように見.....
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 八戸市の中心街方面と南郷・荒谷地区を結ぶ南部バスの荒谷線が今年3月末で廃止となることを受け、市は17日、「南郷コミュニティタクシー」の島守地区の運行内容を再編する方針を明らかにした。指定乗降場所を設け、南部バスの市ノ沢線に接続できるように見直し、再編路線での運行開始は4月1日を目指す。[br][br] 17日に市庁で開かれた市地域公共交通会議(会長・武山泰八戸工業大教授)で協議、承認された。今後、国に申請し認可を受ける。[br][br] 市都市政策課によると、再編後は「荒谷屯所」を起点とした10カ所の指定乗降場所を設置。荒谷線利用者のニーズ調査を踏まえて朝1便、夕方2便を運行し、市ノ沢線のバス停である「市ノ沢」に接続させる。[br][br] 指定乗降場所であれば、朝は平日のみ予約なしで利用可能。ルート上から離れている人は、事前に予約すれば自宅へ迎えに行く。夕方便と土・日曜の朝便は、利用者の予約に応じて運行する。日の出タクシー(同市)が運行主体で、運賃は1乗車につき300円。[br][br] このほか、市は再編路線での運行に国の補助金を活用できる「地域内フィーダー系統確保維持計画」を策定し、会議で承認された。[br][br] 市は19日まで、4月の再編運行開始に向けた実証実験を展開中。同課は「荒谷線利用者を市ノ沢線に誘導して需要を集約し、将来的な市ノ沢線の維持にもつなげたい」としている。南郷コミュニティタクシーの再編について協議した会議=17日、八戸市庁